八岐大蛇やまたのおろち退治たいじ

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高天原たかまがはらを去さったスサノヲは、出雲いずもという土地とちに降おり立たちました。 川かわのほとりを歩あるいていると、上流じょうりゅうから一本いっぽんの箸はしが流ながれてくるのが目めに入はいりました。 誰だれかが上流じょうりゅうで暮くらしているに違ちがいないと思おもい、スサノヲは川かわをさかのぼっていきました。 やがて、年老としおいた夫婦ふうふが美うつくしい娘むすめを間あいだに挟はさんで泣ないているのに出会であいました。
高天原たかまがはらを / 去さったスサノヲは、 / 出雲いずもという / 土地とちに / 降おり立たちました。
高天原たかまがはら Takamagahara
去さる leave, depart
スサノヲ Susanoo
出雲いずも Izumo
土地とち land, place
降おり立たつ descend, set foot on
Having left Takamagahara, Susanoo descended to a land called Izumo.
川かわの / ほとりを / 歩あるいていると、 / 上流じょうりゅうから / 一本いっぽんの / 箸はしが / 流ながれてくるのが / 目めに / 入はいりました。
川かわ river
ほとり bank, side (of a river)
歩あるく walk
上流じょうりゅう upstream
一本いっぽん one (long thin object)
箸はし chopsticks
流ながれる flow, drift
目めに入はいる come into view, catch one's eye
As he walked along the riverbank, he noticed a chopstick floating down from upstream.
誰だれかが / 上流じょうりゅうで / 暮くらしているに / 違ちがいないと / 思おもい、 / スサノヲは / 川かわを / さかのぼっていきました。
誰だれか someone
上流じょうりゅう upstream
暮くらす live (one's daily life)
違ちがいない must be, no doubt
思おもう think
スサノヲ Susanoo
川かわ river
さかのぼる go upstream
Certain that someone must be living upstream, Susanoo made his way up along the river.
やがて、 / 年老としおいた / 夫婦ふうふが / 美うつくしい / 娘むすめを / 間あいだに / 挟はさんで / 泣ないているのに / 出会であいました。
やがて before long, eventually
年老としおいる be aged, grow old
夫婦ふうふ married couple
美うつくしい beautiful
娘むすめ daughter, young woman
間あいだ between
挟はさむ place between, sandwich
泣なく cry, weep
出会であう meet, come across
Before long, he came across an elderly couple weeping with a beautiful young woman between them.
スサノヲがなぜ泣ないているのかと尋たずねると、老人ろうじんは「私わたしはアシナヅチ、妻つまはテナヅチと申もうします。 この子こは私わたしたちの娘むすめで、クシナダと申もうします。 私わたしたちには元もとは八人はちにんの娘むすめがおりました。 しかし毎年まいとしヤマタノオロチという恐おそろしい大蛇だいじゃが現あらわれて、娘むすめを一人ひとりずつ食たべてしまいました。 今年ことしもまたその時期じきが近ちかづいています。 最後さいごに残のこったこのクシナダももうすぐ食たべられてしまうのです」と答こたえ、深ふかいため息いきをつきました。
スサノヲが / なぜ / 泣ないているのかと / 尋たずねると、 / 老人ろうじんは / 「私わたしは / アシナヅチ、 / 妻つまは / テナヅチと / 申もうします。
スサノヲ Susanoo
なぜ why
泣なく cry, weep
尋たずねる ask, inquire
老人ろうじん old man
私わたし I, me
アシナヅチ Ashinazuchi
妻つま wife
テナヅチ Tenazuchi
申もうす say (humble)
When Susanoo asked why they were weeping, the old man replied, "I am Ashinazuchi, and my wife is Tenazuchi.
この子こは / 私わたしたちの / 娘むすめで、 / クシナダと / 申もうします。
子こ child
私わたしたち we
娘むすめ daughter
クシナダ Kushinada
申もうす say (humble)
This child is our daughter, called Kushinada.
私わたしたちには / 元もとは / 八人はちにんの / 娘むすめが / おりました。
私わたしたち we
元もと originally, formerly
八人はちにん eight people
娘むすめ daughter
おる have, exist (humble)
We once had eight daughters.
しかし / 毎年まいとし / ヤマタノオロチという / 恐おそろしい / 大蛇だいじゃが / 現あらわれて、 / 娘むすめを / 一人ひとりずつ / 食たべてしまいました。
しかし however, but
毎年まいとし every year
ヤマタノオロチ Yamata-no-Orochi
恐おそろしい dreadful, frightening
大蛇だいじゃ great serpent
現あらわれる appear
娘むすめ daughter
一人ひとりずつ one by one
食たべる eat
But each year a terrible serpent called Yamata-no-Orochi has appeared and devoured them one by one.
今年ことしも / また / その / 時期じきが / 近ちかづいています。
今年ことし this year
また again
時期じき time, season
近ちかづく approach, draw near
This year, that time is drawing near once again.
最後さいごに / 残のこった / このクシナダも / もうすぐ / 食たべられてしまうのです」と / 答こたえ、 / 深ふかい / ため息いきを / つきました。
最後さいご last
残のこる remain, be left
クシナダ Kushinada
もうすぐ soon, before long
食たべる eat
答こたえる answer, reply
深ふかい deep
ため息いきをつく heave a sigh
Soon Kushinada, the last one remaining, will be devoured too," he said, and let out a deep sigh.
ヤマタノオロチは、八やっつの頭あたまと八やっつの尾おを持もつ、恐おそろしく大おおきな大蛇だいじゃでした。 その体からだはいくつもの山やまや谷たににまたがるほど長ながく、背中せなかには苔こけや木々きぎが生おい茂しげっていました。 目めはほおずきのように赤あかく光ひかり、近ちかづく者ものを震ふるえ上あがらせるほどの恐おそろしさでした。
ヤマタノオロチは、 / 八やっつの / 頭あたまと / 八やっつの / 尾おを / 持もつ、 / 恐おそろしく / 大おおきな / 大蛇だいじゃでした。
ヤマタノオロチ Yamata-no-Orochi
八やっつ eight
頭あたま head
尾お tail
持もつ have, possess
恐おそろしい dreadful, frightening
大おおきな big, great
大蛇だいじゃ great serpent
Yamata-no-Orochi was a fearsomely huge serpent with eight heads and eight tails.
その / 体からだは / いくつもの / 山やまや / 谷たにに / またがるほど / 長ながく、 / 背中せなかには / 苔こけや / 木々きぎが / 生おい茂しげっていました。
体からだ body
いくつも many, several
山やま mountain
谷たに valley
またがる span, straddle
長ながい long
背中せなか back
苔こけ moss
木々きぎ trees
生おい茂しげる grow thickly, flourish
Its body was so long that it spanned many mountains and valleys, and moss and trees grew thick upon its back.
目めは / ほおずきのように / 赤あかく / 光ひかり、 / 近ちかづく / 者ものを / 震ふるえ上あがらせるほどの / 恐おそろしさでした。
目め eye
ほおずき winter cherry (Physalis)
赤あかい red
光ひかる shine, glow
近ちかづく approach, draw near
者もの person, one
震ふるえ上あがる shudder, tremble (in fear)
恐おそろしさ fearsomeness, dread
Its eyes glowed red like winter cherries, terrifying enough to make any who approached shudder.
スサノヲは老夫婦ろうふうふの話はなしを聞きき、クシナダの美うつくしさにも心こころを動うごかされて、「私わたしがそのヤマタノオロチを退治たいじしよう。 その代かわり、クシナダを私わたしの妻つまにいただきたい」と申もうし出でました。 アシナヅチとテナヅチは驚おどろき、また喜よろこんで承知しょうちし、どうか娘むすめの命いのちを救すくってほしいと頼たのみました。
スサノヲは / 老夫婦ろうふうふの / 話はなしを / 聞きき、 / クシナダの / 美うつくしさにも / 心こころを / 動うごかされて、 / 「私わたしが / そのヤマタノオロチを / 退治たいじしよう。
スサノヲ Susanoo
老夫婦ろうふうふ elderly couple
話はなし story, account
聞きく listen, hear
クシナダ Kushinada
美うつくしさ beauty
心こころを動うごかす move (someone's) heart, touch emotionally
私わたし I, me
ヤマタノオロチ Yamata-no-Orochi
退治たいじする vanquish, exterminate
Hearing the elderly couple's story, and moved as well by Kushinada's beauty, Susanoo declared, "I will slay this Yamata-no-Orochi.
その代かわり、 / クシナダを / 私わたしの / 妻つまに / いただきたい」と / 申もうし出でました。
その代かわり in exchange, in return
クシナダ Kushinada
私わたし I, me
妻つま wife
いただく receive (humble)
申もうし出でる propose, offer
In return, I ask to take Kushinada as my wife," he offered.
アシナヅチと / テナヅチは / 驚おどろき、 / また / 喜よろこんで / 承知しょうちし、 / どうか / 娘むすめの / 命いのちを / 救すくってほしいと / 頼たのみました。
アシナヅチ Ashinazuchi
テナヅチ Tenazuchi
驚おどろく be surprised, be amazed
また also, again
喜よろこぶ rejoice, be pleased
承知しょうちする agree, consent
どうか please (earnest request)
娘むすめ daughter
命いのち life
救すくう save, rescue
頼たのむ request, ask
Surprised but overjoyed, Ashinazuchi and Tenazuchi agreed at once, and earnestly begged him to save their daughter's life.
スサノヲはまずクシナダの姿すがたを櫛くしに変かえ、自分じぶんの髪かみに挿さして隠かくしました。 それから老夫婦ろうふうふに命めいじて、とびきり強つよい酒さけを作つくらせました。 その酒さけを八やっつの大おおきな酒さけだるに満みたして並ならべさせました。 そして、たるの周まわりを八やっつの戸とを持もつ垣根かきねで囲かこいました。 あとはヤマタノオロチが現あらわれるのを静しずかに待まつだけでした。
スサノヲは / まず / クシナダの / 姿すがたを / 櫛くしに / 変かえ、 / 自分じぶんの / 髪かみに / 挿さして / 隠かくしました。
スサノヲ Susanoo
まず first of all
クシナダ Kushinada
姿すがた form, figure
櫛くし comb
変かえる change, transform
自分じぶん oneself
髪かみ hair
挿さす insert, stick into
隠かくす hide, conceal
First, Susanoo transformed Kushinada into a comb and hid her in his hair.
それから / 老夫婦ろうふうふに / 命めいじて、 / とびきり / 強つよい / 酒さけを / 作つくらせました。
それから then, after that
老夫婦ろうふうふ elderly couple
命めいじる order, command
とびきり extraordinarily, exceptionally
強つよい strong
酒さけ sake, alcohol
作つくる make, brew
Then he had the elderly couple brew an extraordinarily strong sake.
その / 酒さけを / 八やっつの / 大おおきな / 酒さけだるに / 満みたして / 並ならべさせました。
酒さけ sake, alcohol
八やっつ eight
大おおきな big, large
酒さけだる sake barrel
満みたす fill
並ならべる line up, arrange in a row
He had them fill eight great barrels with the sake and line them up.
そして、 / たるの / 周まわりを / 八やっつの / 戸とを / 持もつ / 垣根かきねで / 囲かこいました。
たる barrel, cask
周まわり surroundings, around
八やっつ eight
戸と door, gate
持もつ have, possess
垣根かきね fence, hedge
囲かこう surround, enclose
Then he enclosed the barrels with a fence that had eight gates.
あとは / ヤマタノオロチが / 現あらわれるのを / 静しずかに / 待まつだけでした。
あと rest, what remains
ヤマタノオロチ Yamata-no-Orochi
現あらわれる appear
静しずかに quietly
待まつ wait
All that was left was to wait quietly for Yamata-no-Orochi to appear.
やがて夜よるになると、地響じひびきとともにヤマタノオロチが姿すがたを現あらわしました。 八やっつの頭あたまはそれぞれの戸とから酒さけの匂においを嗅かぎつけました。 そのままたるに頭あたまを突つっ込こみ、一気いっきに酒さけを飲のみ始はじめました。 強つよい酒さけを腹はらいっぱい飲のんだヤマタノオロチは、次第しだいに酔よいが回まわってきました。 そしてその場ばに体からだを横よこたえ、ぐっすりと眠ねむり込こんでしまいました。
やがて / 夜よるになると、 / 地響じひびきとともに / ヤマタノオロチが / 姿すがたを / 現あらわしました。
やがて before long, eventually
夜よる night
地響じひびき rumbling, ground tremor
ヤマタノオロチ Yamata-no-Orochi
姿すがたを現あらわす appear, show oneself
Before long, night fell, and Yamata-no-Orochi appeared amid a great rumbling of the earth.
八やっつの / 頭あたまは / それぞれの / 戸とから / 酒さけの / 匂においを / 嗅かぎつけました。
八やっつ eight
頭あたま head
それぞれ each, respectively
戸と door, gate
酒さけ sake, alcohol
匂におい smell, scent
嗅かぎつける sniff out, detect by smell
Each of its eight heads caught the scent of sake through one of the gates.
そのまま / たるに / 頭あたまを / 突つっ込こみ、 / 一気いっきに / 酒さけを / 飲のみ始はじめました。
そのまま just like that, without pausing
たる barrel, cask
頭あたま head
突つっ込こむ thrust into, plunge in
一気いっきに at once, in one go
酒さけ sake, alcohol
飲のむ drink
始はじめる begin, start
Without hesitation, the heads plunged into the barrels and began gulping down the sake.
強つよい / 酒さけを / 腹はらいっぱい / 飲のんだ / ヤマタノオロチは、 / 次第しだいに / 酔よいが / 回まわってきました。
強つよい strong
酒さけ sake, alcohol
腹はらいっぱい with a full belly, to one's fill
飲のむ drink
ヤマタノオロチ Yamata-no-Orochi
次第しだいに gradually
酔よいが回まわる get drunk, the alcohol takes effect
Having drunk its fill of the strong sake, Yamata-no-Orochi gradually grew drunk.
そして / その / 場ばに / 体からだを / 横よこたえ、 / ぐっすりと / 眠ねむり込こんでしまいました。
場ば place, spot
体からだ body
横よこたえる lay down
ぐっすり soundly (asleep)
眠ねむり込こむ fall into a deep sleep
It laid its body down on the spot and fell into a deep sleep.
スサノヲはこの時ときを逃のがさず剣つるぎを抜ぬき、ヤマタノオロチの八やっつの頭あたまを次々つぎつぎと切きり落おとしていきました。 さらに尾おを切きろうとした時とき、剣つるぎの刃はが欠かけてしまいました。 不思議ふしぎに思おもって尾おを裂さいてみると、中なかから立派りっぱな剣つるぎが一振ひとふり出でてきました。 これが後のちにクサナギの剣つるぎと呼よばれることになる宝たからの剣つるぎです。
スサノヲは / この / 時ときを / 逃のがさず / 剣つるぎを / 抜ぬき、 / ヤマタノオロチの / 八やっつの / 頭あたまを / 次々つぎつぎと / 切きり落おとしていきました。
スサノヲ Susanoo
時とき time, moment
逃のがす miss, let slip
剣つるぎ sword
抜ぬく draw out, pull out
ヤマタノオロチ Yamata-no-Orochi
八やっつ eight
頭あたま head
次々つぎつぎと one after another
切きり落おとす cut off
Without missing his chance, Susanoo drew his sword and cut off Yamata-no-Orochi's eight heads one after another.
さらに / 尾おを / 切きろうとした / 時とき、 / 剣つるぎの / 刃はが / 欠かけてしまいました。
さらに furthermore, then
尾お tail
切きる cut
時とき time, moment
剣つるぎ sword
刃は blade
欠かける chip, break
When he then tried to cut through the tail, the blade of his sword chipped.
不思議ふしぎに / 思おもって / 尾おを / 裂さいてみると、 / 中なかから / 立派りっぱな / 剣つるぎが / 一振ひとふり / 出でてきました。
不思議ふしぎに思おもう find strange, wonder
尾お tail
裂さく tear open, rip
中なか inside
立派りっぱな splendid, magnificent
剣つるぎ sword
一振ひとふり one (counter for swords)
出でる come out, emerge
Wondering at this, he split open the tail and discovered a splendid sword inside.
これが / 後のちに / クサナギの / 剣つるぎと / 呼よばれることになる / 宝たからの / 剣つるぎです。
後のちに later, afterwards
クサナギ Kusanagi
剣つるぎ sword
呼よぶ call, name
宝たから treasure
This was the treasured sword that would later come to be known as the Kusanagi sword.
スサノヲはこの剣つるぎをぜひ姉あねのアマテラスに献上けんじょうしようと思おもいました。 高天原たかまがはらで乱暴らんぼうを働はたらいた自分じぶんの過あやまちを詫わび、心こころを入いれ替かえた印しるしとして差さし出だしたいと考かんがえたのです。 アマテラスはその剣つるぎを受うけ取とり、スサノヲの心こころを喜よろこびました。 こうしてスサノヲはヤマタノオロチを倒たおし、クシナダを救すくいました。 櫛くしを元もとの姿すがたに戻もどすと、クシナダを妻つまに迎むかえました。 そして出雲いずもの地ちに新あたらしい住すまいを構かまえ、静しずかに暮くらしました。
スサノヲは / この / 剣つるぎを / ぜひ / 姉あねの / アマテラスに / 献上けんじょうしようと / 思おもいました。
スサノヲ Susanoo
剣つるぎ sword
ぜひ by all means, surely
姉あね older sister
アマテラス Amaterasu
献上けんじょうする present, offer (to a superior)
思おもう think
Susanoo resolved to present this sword to his elder sister Amaterasu.
高天原たかまがはらで / 乱暴らんぼうを / 働はたらいた / 自分じぶんの / 過あやまちを / 詫わび、 / 心こころを / 入いれ替かえた / 印しるしとして / 差さし出だしたいと / 考かんがえたのです。
高天原たかまがはら Takamagahara
乱暴らんぼうを働はたらく commit violence, behave wildly
自分じぶん oneself
過あやまち mistake, wrongdoing
詫わびる apologize
心こころを入いれ替かえる have a change of heart, mend one's ways
印しるし sign, token
差さし出だす present, hold out, offer
考かんがえる think, consider
He wished to offer it as an apology for the violence he had done in Takamagahara, and as a sign that he had changed his ways.
アマテラスは / その / 剣つるぎを / 受うけ取とり、 / スサノヲの / 心こころを / 喜よろこびました。
アマテラス Amaterasu
剣つるぎ sword
受うけ取とる receive, accept
スサノヲ Susanoo
心こころ heart, feelings
喜よろこぶ rejoice, be pleased
Amaterasu accepted the sword and was pleased by Susanoo's sincerity.
こうして / スサノヲは / ヤマタノオロチを / 倒たおし、 / クシナダを / 救すくいました。
こうして in this way, thus
スサノヲ Susanoo
ヤマタノオロチ Yamata-no-Orochi
倒たおす defeat, bring down
クシナダ Kushinada
救すくう save, rescue
Thus Susanoo defeated Yamata-no-Orochi and rescued Kushinada.
櫛くしを / 元もとの / 姿すがたに / 戻もどすと、 / クシナダを / 妻つまに / 迎むかえました。
櫛くし comb
元もと original, former
姿すがた form, figure
戻もどす return (something), restore
クシナダ Kushinada
妻つま wife
迎むかえる welcome, take in (as a wife)
Returning the comb to its original form, he took Kushinada as his wife.
そして / 出雲いずもの / 地ちに / 新あたらしい / 住すまいを / 構かまえ、 / 静しずかに / 暮くらしました。
出雲いずも Izumo
地ち land, place
新あたらしい new
住すまい residence, dwelling
構かまえる set up, build
静しずかに quietly
暮くらす live, spend (one's days)
He built a new home in the land of Izumo, where he lived peacefully.
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